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祖父江慎さんにうっとり。

東京タイプディレクターズクラブの中心メンバーとして活躍された祖父江慎さんは、長年にわたり東京TDC賞の活動を支え、その価値を私たちとともに育んでくださいました。2026年4月5日のデザインフォーラム「TDCDAY」にもご出演予定でしたが、そのわずか3週間前、突然のお別れとなりました。感謝をお伝えする機会もないまま、月日が過ぎていきました。このたび刊行した『TDC年鑑 Vol.37』の序文では、葛西薫さんが代表して、祖父江さんへのメッセージを寄せています。

「ことし、私たちの大切な仲間、祖父江慎さんがたくさんの傑作と思い出を残して旅立たれた。文字とことばと生きものたちを無垢な心で愛する平和の使者でありました。これからもあのニコニコ笑顔で私たちを見守ってくれているにちがいない。ありがとうございました。」

 

◉SHIBUYA PARCO 8F = ほぼ日曜日で、展覧会「そぶちゃん、ありがとう。◯◯さんが選んだ祖父江 慎さんの仕事たち」が開催されています。岸田奈美さん、京極夏彦さん、しりあがり寿さん、津田淳子さん、名久井直子さん、吉田戦車さん、吉本ばななさん、糸井重里さんが祖父江さんが手掛けた2千冊から8作品ずつを選び、その表紙をみながらコメントを読むと祖父江さんが立ち現れてきます。

2026年8月28日(金)〜9月23日(水)
https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/7690.html

◉そして、祖父江さんご自身によるあとがきが奇跡的に間に合った著書、『朝のデザインさん』『夜のデザインさん』も、パイインターナショナルから刊行されています。SNSに投稿した若いデザイナーたちへ伝えたい言葉を綴った「朝」と、デザイン作業の合間に生まれたひとりごとの「夜」。どちらにも祖父江さんならではデザインへのまなざしが息づいています。

うっとりするデザイン。祖父江さんがデザインに託した価値や希望をどれほど受け取ることができているのでしょう。祖父江さんが残したブックデザインや言葉を通して感じていきたいとおもいます。