TDC Yiyang Li
NUMBERS DESIGN BY
AWARD
2026
TDC賞
Yiyang Li

immiscible

Yiyang Li|immiscible
Yiyang Li|immiscible
Yiyang Li|immiscible
Yiyang Li|immiscible
Yiyang Li|immiscible

このビジュアル・アイデンティティ・システムは、ファインアート学位展のために制作されたもので、液体同士が混ざり合うことなく共存する状態を指す展示テーマ「immiscible」を反映している。展示情報は、3種類の異なる書体とカラーシステムによって明確に区別され、あらゆる媒体や空間において一貫して下部に配置されている。これらの多層的な背景は情報を収めるコンテナとして機能し、ファインアートの実践に共通する「Dimensions Variable(可変寸法)」という概念に呼応している。ポスター上部に意図的に設けられた余白によって、卒業生の作品が視覚的な主役として際立つ一方、下部の情報は、互いに混ざり合わずに同じ空間を共有する三つの液体のように、ひとつの物質的存在として扱われている。この構造は、単一のスタイルに収束することなく、多様な制作手法や視覚言語が併存する卒業制作展そのものを映し出している。こうした情報は異なる文脈の中で繰り返し現れ、そのたびに情報伝達や知覚、文脈の再構成のあり方を変化させ続けていく。

 

 

クライアント:Kingston School of Art, MFA Fine Art Department

Yiyang Li

イーイャン・リー  Yiyang Li
2000年生まれ。アイデンティティ、展覧会、出版物、ウェブサイト、タイポグラフィを横断して活動するマルチディシプリナリーなグラフィックデザイナーであり、ブランドや文化機関、アーティストとの協働にも積極的に取り組んでいる。2024年にUniversity of the Arts LondonにてGraphic Media Designの修士号(MA)を取得。彼の実践は、コンセプトを視覚化すること、そして視覚表現を概念として構築することの双方に焦点を当てている。これまでにTDC賞、Award 360° Gold Award、German Design Award、A’ Design Award、iF Design Award、GDC Award Gold Awardなどを受賞。UCCA Center for Contemporary Art、ギンザ・グラフィック・ギャラリー、上海のWest Bund Museumをはじめ、ロンドン、杭州、広州など各地で作品が展覧され、Another Graphic、Art & Design China、REDnote、Design 360°などの媒体にも紹介された。