TypeTogetherは、世界で最もよく知られるジオメトリックなサンセリフの一つであるパウル・レナーの象徴的書体Futura®100を、これまでで最多となる12のスクリプトと多言語に展開した。対応スクリプトには、アラビア、アルメニア、キリル、ジョージア、ギリシャ、ヘブライ、クメール、ラオ、ラテン、ミャンマー、パンアフリカン・ラテン、タイが含まれる。今後は世界人口の90%以上をカバーする言語への対応が予定されており、刷新されたFutura®100は、歴史的文脈を内省的に捉えつつ、グローバルに適用可能で、かつスタイル面でも包括的な書体ファミリーとなっている。
Futura®100の新バージョン開発には主に二つの理由がある。第一に言語対応の拡張で、これまで限られたスクリプトしか存在しなかったが、2025年に12スクリプトが公開、26年には更に11スクリプトが追加される予定である。第二に、精度と表現力を高め、デジタルパブリッシングの要件により適合させるためである。書体ファミリーは6ウエイトで構成され、対応するオブリーク体およびオプティカルサイズのバリエーションも備えている。最大の課題の一つは、アラビア語やタイ語といった非西洋系スクリプトに、世界的に著名なこの書体を移植することだった。各スクリプトには固有の標準数字や地域別字形があり、ペルシア数字、キリル文字におけるブルガリア語・セルビア語字形、ヘブライ文字におけるイディッシュ語やダゲシュ記号、アラビア文字におけるパシュトー語・ペルシア語字形などが含まれる。スクリプトに応じてスモールキャップやイタリックも収録され、アルメニアの永遠の象徴など、文化的イコノグラフィーを反映した字形も取り入れられている。