TDCCOLLINS, Louis Mikolay & Erik Berger Vaage
NUMBERS DESIGN BY
AWARD
2022
TDC賞
COLLINS, Louis Mikolay & Erik Berger Vaage

San Francisco Symphony Rebrand

COLLINS, Louis Mikolay & Erik Berger Vaage|San Francisco Symphony Rebrand
COLLINS, Louis Mikolay & Erik Berger Vaage|San Francisco Symphony Rebrand
COLLINS, Louis Mikolay & Erik Berger Vaage|San Francisco Symphony Rebrand
COLLINS, Louis Mikolay & Erik Berger Vaage|San Francisco Symphony Rebrand

108年の歴史があるサンフランシスコ交響楽団は国際的に高く評価される文化的な伝説であり、ルールを塗り替えてきた大きな遺産がある。破天荒な音楽監督として知られるマイケル・ティルソン・トーマスが25年の長期に及ぶ異例の任期を終えるとき、同団体は改革の土台作りに着手。制作のアプローチを変え、業界のヒエラルキーを覆し、先見性のある指揮者、作曲家であるエサ=ペッカ・サロネンにバトンを渡した。
21世紀にクラシック音楽を再構築しようとするサロネンの絶え間ない努力は、サンフランシスコと文化機関の方向性と完全に一致していた。彼らは、画期的な芸術的リーダーシップのモデルにもとづき、交響楽の未来のための実験的な青写真を作成することに取り組んだ。The Nationalのブライス・ドレスナー、AIの起業家キャロル・ライリー、ベーシストのエスペランサ・スポルディング、クラシック・ボーカリストのジュリア・ブロック、実験的フルート奏者のクレア・チェイス、バイオリニストのペッカ・クシスト、作曲家でピアニストのニコラス・ブリテルといった、多様な文化の領域から8人のパートナーがこのプロジェクトに参加している。
COLLINSは、この交響楽団の新しいビジョンを明確に定義し、表現するために招かれた。100年以上の間、地域社会に根ざしてきたクラシック音楽が重要かつグローバルな現代芸術であることを再認識させる手助けをしたのだ。
シンフォニーが新しいテクノロジーを試すように、COLLINSのデザインの中心は新しいデジタル、サウンド、タイポグラフィの実験にある。常に反応し、進化し続けるビジュアルシステムは、クラシック音楽のダイナミックな特質を生き生きと表現している。伝統的なタイポグラフィをベースに、レスポンシブやバリアブルフォントの技術を使い、音や音楽に反応してタイポグラフィの文字が即座に変化するような、予想外の現代的な動作を加えた。白と黒を基調に、ベイエリア特有の色彩を取り入れたコンテンポラリーなデザインで、より印象的な表現に仕上げた。そして常に変化し続けるメディアやデジタル環境の中で、交響楽の豊かな情感を呼び起こすために、よりよいデザインを追求した。

COLLINS, Louis Mikolay & Erik Berger Vaage

COLLINS  [USA]
戦略、デザイン、コミュニケーションを手がけるインディペンデントなデザイン会社。クリエイティビティ、クラフト、テクノロジーを組み合わせ、人々の生活を向上させるアイデアと体験を提供。魅力的なブランドを作り、成長を加速させ、より良い未来を実現するために、洞察力と想像力をすべての活動の中心に据えている。