TDC 菊地敦己
NUMBERS DESIGN BY
AWARD
2021
特別賞
菊地敦己

佐賀町エキジビット・スペース 1983‒2000

菊地敦己|佐賀町エキジビット・スペース 1983‒2000
菊地敦己|佐賀町エキジビット・スペース 1983‒2000
菊地敦己|佐賀町エキジビット・スペース 1983‒2000

佐賀町エキジビット・スペースは、1983年にオープンし2000年に幕を閉じたオルタナティブ・スペースです。当時パルコの広告ディレクションや無印良品の創設に携わった小池一子さんが主宰し、現代美術を中心に、ファッションや建築、写真、パフォーミングアーツなど106本の展覧会がこの17年間に開催されました。1927年に建てられた食糧ビルの講堂を改装したこの魅力的な空間で起こった活動は、多くの新進作家の起点となり、日本の現代美術の礎となりました。

その活動を記録し点検する展覧会「佐賀町エキジビット・スペース 1983-2000 現代美術の定点観測 」が、群馬県立近代美術館で開催されました。このポスターと図録は、それに際したものです。権威的な価値付けや商業主義とは無関係に、進行形の創作活動の場としてあった佐賀町エキジビット・スペースの運動を一つのグラフィックにどうにか表したいと苦心し、小池一子さんから預かったキーワードと三好耕三さんが撮影した空間写真を同じ矩形に入れて並列させました。文字と写真の関係から目に見えない振動を感じてもらえたなら、とても嬉しいです。

菊地敦己

菊地敦己 Atsuki Kikuchi
アートディレクター/グラフィックデザイナー。1974年東京生まれ。1997年武蔵野美術大学彫刻学科中退。2000年ブルーマーク設立、2011年より個人事務所。主な仕事に青森県立美術館のVI・サイン計画、ミナ ペルホネン、サリー・スコットのアートディレクション、『旬がまるごと』のエディトリアルデザイン、亀の子スポンジのパッケージデザインなど。他に、美術・工芸の展覧会デザインやブックデザインを多く手がける。作品集に『PLAY』がある。