TDC Michael Amzalag + Mathias Augustyniak, M/M(Paris)
NUMBERS DESIGN BY
AWARD
2020
グランプリ
Michael Amzalag + Mathias Augustyniak, M/M(Paris)

Galeries Lafayette Champs Élysées

Michael Amzalag + Mathias Augustyniak, M/M(Paris)|Galeries Lafayette Champs Élysées
Michael Amzalag + Mathias Augustyniak, M/M(Paris)|Galeries Lafayette Champs Élysées

ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼを世界全体として捉えた。「世界で一番美しい並木道」シャンゼリゼ通りに立つ有形の宇宙というイメージ。タイプフェイスとシノグラフィーのデザインを通じて、店を訪れる人ひとりひとりのためにくつろぎ体験を創出したいと考えた。

このVIは2つのダイスがベースになっている。見た目はほとんど同じだが、12の面の幾何学模様はすべて異なり、全体を組み合わせるとシンプルでグラフィックな文字になる。2つのダイスを合わせれば、向かい合う角がくっついてエンブレムが現れる。ダイスから432の組合せができるのである。

ダイスの12の面を使い様々に変化するモジュール式のアルファベットを組み立てて、ロゴタイプをセットした。タイプフェイスがフレキシブルなため、アルファベット26文字、数字、記号を細いコンポジションや長いコンポジションなど様々に変形させるとあらゆるフォーマットに合わせることができる。看板からパッケージや文房具などの小物まで、大きなスケールにも小さなスケールにも応用できる。

すべての特徴をサポートするのが下地の方眼だ。この正方形の中にそれぞれのグラフィックエレメントがきれいに納まる。このようにアイデンティティは自由自在にアレンジでき、なおかつ統一性が保たれる。この幾何学模様をさらに応用して装飾パターンを作り、太字のタイプフェイスに加えることもできる。

Michael Amzalag + Mathias Augustyniak, M/M(Paris)

M/M(Paris)は、Michael Amzalag(ミカエル・アムザラグ)とMathias Augustyniak(マティアス・オグスティニアック)が1992年にグラフィックデザインスタジオとして立ち上げた。アート、音楽、ファッション、建築、デザイン、演劇といった様々な文化の領域でコラボレーションを展開。二人とも作品は生きた身体だと考え、その仕事は何かを伝えること=看板や画像を制作することだと理解している。彼らは常にそれらをシャッフルし自分たちの言葉を創り出す。単純なサービス提供という枠組みを拒絶する二人は、「体験の喚起」を彼らに委ねたクライアントとの生産的関係を広げ、長期の関係を多く築いてきた。M/M (Paris) の作品は、パリのポンピドゥー・センター、国立近代美術館、装飾美術館、ロンドンのデザイン・ミュージアム、テート・モダン、マイアミのコンテンポラリーアート美術館にコレクションされ展示されている。2012年には、Thames & Hudsonから彼らの20年間の活動を記したモノグラフ「M to M of M/M (Paris)」(Emily King著)が出版された。