Editor VI(VI)
このEDITORというショップを表現するために、全面を情報で埋めるという、非常にシンプルでダイレクトな手法を使いました。そうすることによって、デザイナーではなく、エディターらしさを出しています。
EDITORは、新しい総合的なビジネス形態の一ブランドであり、デザインの発展性やデザインランゲージのユニークさに関して極めて高いレベルを追求しています。EDITORのビジネスとは「これまでほとんど誰もやったことのない」形態であり、お客様がデザインをどのように見るかがテーマとなっています。
私たちは議論を重ね、EDITORのためには「これまでほとんど誰もやったことのない」デザインランゲージで、かつ将来的にも使いやすく、発展させやすいものが必要だという結論に至りました。デザインは、EDITORという言葉の文字通りの意味を出発点とし、エディターの思考パターン、つまりスペースがあれば、それを情報コンテンツで埋めるべき空間と捉える思考パターンをイメージすることで生まれました。この基本原則に従えば、変化にも対応するオペレーションが可能となります。EDITORのビジュアルアイデンティティシステムは、さまざまなデザインレイアウトに使用でき、コンテンツごとに異なる必要条件も満たせるうえ、一目でそれとわかる特徴を備えています。
EDITORのデザインでは、美しいレイアウトデザインよりも、ビジュアルシステムの構築を重視しました。具体的に言えば、私たちがデザインしたのはイメージではなく、情報処理方法だということです。だからこそ、EDITORにはユニークなテイストの美しさが見られるのです。