TDC Prill Vieceli Cremers
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AWARD
2018
グランプリ
Prill Vieceli Cremers

Under the Radar, Underground Zines and Self-Publications 1965-1975

Prill Vieceli Cremers|Under the Radar, Underground Zines and Self-Publications 1965-1975
Prill Vieceli Cremers|Under the Radar, Underground Zines and Self-Publications 1965-1975
Prill Vieceli Cremers|Under the Radar, Underground Zines and Self-Publications 1965-1975
Prill Vieceli Cremers|Under the Radar, Underground Zines and Self-Publications 1965-1975

Under the Radar, Underground Zines and Self-Publications 1965-1975(Book design)

1960年代中頃、アンダーグラウンドなセルフパブリッシュ作品がブームとなった。ヘクトグラフや、謄写版、オフセット印刷などの技術により、低コストで少部数の印刷物制作が可能となっただけでなく、見た目にもユニークな作品が誕生するようになったのである。「熱心なアマチュアクリエイターたち」は、タイプライターで打った文字、手書き文字、落書き、コラージュ、ポルノ写真、スナップ写真、マンガのコマなどを組み合わせて、型にとらわれないレイアウトを次々と生み出していった。こうした新しい「感性」の名の下に、タイポグラフィそれ自体が意識的に自由を得て、言語的・視覚的な表現の制約も同時になくなっていった。本書(ドイツ、ブレーメンのヴェーザーブルク美術館での展覧会に合わせて発行)は、西ドイツにおけるアンダーグラウンドなセルフパブリッシュ作品を、初めて掘り下げてまとめた書籍である。そうしたユニークな作品の数々が生まれた国際的な背景を、裏付けに乏しい歴史的逸話としてではなく、Do-It-Yourself による反逆の美的宇宙に侵入しようとする試みとして示している。それはまた、現在の「インディペンデント・パブリッシング」や、リソグラフ的なデザインなどのブームに対する、新たな見方を示す試みでもある。

Prill Vieceli Cremers

Prill Vieceli Cremers(Switzerland)
Tania Prill、Alberto Vieceli、Sebastian Cremersが運営する印刷物と展示デザインを専門とするスタジオ。2001年に設立され、クライアントワークやオリジナルワークを問わず、つながり、かみ合い、ふるまいの探求にこだわり、書籍、グラフィック・アイデンティティ、動画、展覧会、インスタレーションなど、幅広い活動を行っている。文化的な分野で依頼された仕事を手がけるほか、『MONEY』(2015年)や『Under the Radar – Underground Zines and Self-Publications 1965-1975』(2017年)など、独自の書籍プロジェクトも立ち上げた。Tania Prillは2004年からカールスルーエ造形大学コミュニケーションデザイン学部教授を務め、2010年からはブレーメン芸術大学の教授としてタイポグラフィを教える。Sebastian Cremersはスイスでタイポグラフィ、エディトリアルデザイン、エキシビジョンデザインを教えるかたわら、国外でもレクチャーやワークショップを開催している。http://www.prillviecelicremers.ch/