TDC 伊藤親雄
NUMBERS DESIGN BY
AWARD
2015
伊藤親雄

陰翳明朝體

伊藤親雄
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日本人にとって本文書体である明朝体は、文化の礎であり、日常生活を送る上でなくてはならない存在です。そのような「かけがえのないもの」に携わりたいという思いが、書体制作をする上で根底にあります。そこに新しさと呼ばれるものはあまりないかもしれません。ですが、先人たちが大切に守り研鑽し続けてきた技芸を、継承することに価値があると思っています。そしてできれば、より良いものをつくっていきたいと考えています。
陰翳明朝體は、生と向き合うタイポグラフィを主題にした伝統的な明朝体です。人生の苦悩や挫折、孤独などを詠った文学作品を組むことを標榜し、生きづらさを感じている人々へ届ける書体です。タイポグラフィには人を救う力もあると信じています。この度はご評価いただき、誠にありがとうございました。

伊藤親雄

伊藤親雄 Chikao Ito
書体デザイナー。1982年静岡県生まれ。2007年多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。株式会社モトヤを経て有限会社字游工房在籍。2013年、時代をこえるスタンダードをテーマにした「にほんの明朝体」で日本タイポグラフィ年鑑タイプフェイス部門ベストワーク賞。2015年、生と向き合うタイポグラフィを主題にした「陰翳明朝體」で NewYork TDC賞、モリサワタイプデザインコンペティション和文部門銀賞受賞。歴史を背景にしたベーシックな書体を中心に活動。