here and there 1-10(Book design)
2002 年春、編集者の林央子さんに、個人的な雑誌のようなものを始めるのでアートディレクター をやってほしいと言われた。よくわからなかったが、すごくわかる気もして引き受け、それから だいたい年に1冊ペースで途切れずに続いた。少部数ながら国内外で反響があり、途中からスイ スのインディペンデント出版社NIEVES が版元になってくれた。10 号になったとき、NIEVES 主宰 者のベンジャミン・ソマホルダー君が記念にモノクロの合本を出したいと言った。僕がぐずぐず している間にソマホルダー君が本の仕様を決め、紙を選び、全10 冊の全ページをスキャンして くれた。僕が表紙のデザインデータをメールで送ると、電話帳のような本が出来上がった。