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NUMBERS DESIGN BY
AWARD
2011
ブックデザイン賞
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»Oper pur« magazine

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»Oper pur« magazine (Book Design)

『Oper pur』はドイツのケルン・オペラの専門誌です。各号には、上演中のオペラプログラムに関する共通テーマ、舞台裏の情報、インタビューが掲載されるだけでなく、幅広い内容のエッセイやオペラ的背景とはかけ離れた写真も掲載され、より深いテーマ探求に向けた踏み台としての役割を担っています。タイポグラフィの観点から見ると、「DTL Fleischmann」は最適なフォントといえるでしょう。その力強い特徴は小さな文字で表現される環境において特に有効であるだけでなく、見出しとして大きく拡大された場合に人の目を引き付けることができます。「DTL Fleischmann」は、いかなる大きさであってもその魅力を失うことなく効果を発揮することができるのです。また『Oper pur』誌のグリッドには、マージンとヘッドラインという2 つの特徴があります。1 冊を通して、小さい文字で書かれるミニ情報のためにマージンがとられており、読者は「本文を読みながらも」二次的な情報を得ることができます。しかしながら、何よりも印象的な特徴は「踊るような」ヘッドラインの使い方です。グラフィックのグリッドをはみ出すことを許された唯一の要素であるということが、結果的に緊張感と驚きの小さな要素をプラスしています。

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フォームデューシェ formdusche

スヴェンジャ・フォン・ドーレン、ステファン・ヴィーラー、ティム・フィンケ、ティモ・フンメルの4 人のグラフィックデザイナーで構成するフォームデューシェは、コミュニケーションデザインの幅広い分野で活動している。2004年の活動開始以来、フォームデューシェの「プレーンでシンプル」というメインヴィジョンが、クライアントの依頼に対する個別の解決策として考えられるようになった。同時に、クライアントの声を聞くこと、内容に従った形にすることが、彼らのデザイン哲学で最優先事項となった。コンセプト主導型であるため、タイポグラフィックなアイデアを取り入れたり、複雑なプロセスに対してシンプルな解決策を採用したりすることを好む。
世の中の新しい動きに対応するため、フォームデューシェは、デザイナーやライター、エンジニアの信頼できるネットワークと協働することが一般的である。主な活躍の場はコーポレートデザイン、タイポグラフィ、ブックデザイン、エディトリアルデザイン、イラストレーション、コミュニケーション戦略などである。現在、フォームデューシェのクライアントは、劇場やオペラ、ダンスフェスティバル、社会事業団、音楽フェスティバル、雑誌、アーティスト、音楽レーベルなど文化関係が大半である。一方で法律事務所もクライアントとして名前を連ねている。