「デザインの港。浅葉克己展。2009」 出品作(図形楽譜)(Exhibition work)
1853年に黒船が来航し、ペリー堤督は横浜の開港を迫った。日本中が大騒ぎになり、明治維新へとつながって行く。2009年は、横浜開港150周年記念、神奈川県民ホール開館35周年記念の年。そんな中で「デザインの港。浅葉克己展。」が開催された。総合ディレクターは前衛音楽家の一柳慧さん。1960年代、一柳慧さんはジョン・ケージを日本に連れて来て各地で演奏会を開催し、前衛音楽を日本に紹介した。僕たちは20代の青年だったが、文化の中心は草月会館だった。毎月開催されたコンサートには必ず顔を出した。そして図形楽譜を知った。自由なデザインの図形楽譜から流れて来る音楽に宇宙の広がりと無限を感じた。今回は展覧会の中心に、一柳慧、ジョン・ケージ、アール・ブラウン、シルヴァーノ・ブッソッティの図形楽譜を新たにデザインした。