THEATRE PRODUCTS (Small Graphics)
グラフィックデザイナーにとって、ファッションの仕事は、自由で感覚的で、あらゆる表現の可能性を秘めていて、刺激的で愉しく、また、感性を磨く訓練にもなります。
ただ、ファッションの現場の実際は、非常に過酷で、半年に一度訪れるコレクション、アンバランスなクリエイティブと販売の関係、残酷な消費社会の現実を見つめていかなくてはなりません。
シアタープロダクツもまた、現実の”激流”のど真ん中で服づくりをし続けています。
僕は、彼らの服づくりに対してのこだわり、この時代に語りかけたい熱い想いに共感し、絶えず流れている川の中を泥まみれになりながら、彼らと共に手を取り合って渡っているのだと感じています。
シアタープロダクツの仕事はその結果生まれたひとつのカタチです。
光を与えていただいた喜びは、みんなと一緒に分かちあえたらと思います。