Moog Acid (Record sleeve)
『モーグ・アシッド』のジャケット制作にあたり、我々は、モーグ・シンセサイザーが最初に注目され始め有名になった60年代後半から70年代前半の『宇宙時代』期を賛美する、同時代的コンテンポラリーなカスタム・タイプフェイスを作ろうと決心した。その時代の書体を思わせながら、両極端の間で変容し激しく変化するようなタイプフェイスである。極細の線が、美しい曲線を描きながら、なめらかな肉太の形状と、特徴的なティアドロップ・涙型のモチーフへと膨らんでいく。
時代の感覚を強調するため、本文には「デフォルト状態でスタイル」のタイポグラフィを施し採用し、ジャン・ジャック・ペリーとルーク・ヴァイバートのユニークなサウンド・レコーディングに使われたクラシックなモーグ・シンセサイザーの特注ミニチュアモデルの写真を使った使用した。そして、ジャケット自体全体の構成も、最もクラシックな形であるゲートフォールド・スリーブ?見開きジャケットとした。