河野英一 Eiichi Kono
英国在住自由業 (タイポグラフィック・デザイナー、英国ブライトン大学シニア・リサーチ・フェロー) 東京生まれ。脱サラ、 最低レベルの英会話力にて1974年33歳で渡英。欧文文字のデザイン・扱い方やグラフィックの学生となる。卒業後、ロンドン地下鉄の書体を本文用に改作、英国電話帳ページのスペース節減や可読性向上、経済誌・英国エコノミストのデザインなどに従事。最近の仕事は、スクリーン上の読みやすさを大きく改善したマイクロソフト・ウィンドウズ・ビスタの新標準フォント「メイリオ」のデザイン。
株式会社シーアンドジイ(鈴木竹治、坂本 達、植田由紀子) C&G Inc. (from right Suzuki, Sakamoto and Ueda)
1985年創業。1993年、現在の社名に変更。
高度情報化社会を洞察し、特に大型、高精細な映像用として機器に合わせた視認性、可読性に優れたフォントを目指し、加えてコミュニケーション要素としてのアイコン、イラスト、グラフィカルユーザーインターフェイスの作成、開発。
また台湾 Arphic Tecnology.,LTD の代理店としてフォント関連のソフトウェア、機器組込用フォント、各種言語にも対応出来るようにフォント関係の守備範囲を広げ、現在の Windows Vista メイリオの開発に繋がって来ている。
マシュー・カーター Matthew Carter
タイプデザイナーとして金属活字からデジタル書体まで文字生成技術に関わる50年の経験を持つ。ライノタイプ社とビットストリーム社を経て、カータ
ー&コーンタイプ社を設立、マンティニア、ソフィア、エレファント、ビッグキャズロン、ミラーなどオリジナル書体のデザインを手掛ける。またカーターによる主な書体にITCガリアード、スネル・ラウンドハンド、シェリー・スクリプツ、ヘルベチカ・コンプレッスド、オリンピアン、ベル・センテニアル、ITCチャーターなどがある。最近では、ウインドウズ・ビスタ「メリオ」の欧文書体開発を手掛ける。現在、英国王立芸術協会名誉会員、AGI会員, またエール大学で教鞭を執る。