細見美術館開館記念展ポスター「KYOTO-都の美術」(Poster)
京都に’98年、日本美術の細見美術館の開館記念の3作である。素材が完成された芸術作品なので個人が立ち入る隙がなく私自身の作品にしずらい。新しい入れ物に新しい視覚などと意気込んでみても、古美術愛好家の視点からはずれる。試行錯誤の連作である。賞に値するとも思えず、賞の審査が何度か繰り返されるうちに票が散って、漁夫の利という結果となった。賞からもれたが小さいものでTDCらしい上質の佳作があったのにと思う。
細見美術館開館記念展ポスター「KYOTO-都の美術」(Poster)
京都に’98年、日本美術の細見美術館の開館記念の3作である。素材が完成された芸術作品なので個人が立ち入る隙がなく私自身の作品にしずらい。新しい入れ物に新しい視覚などと意気込んでみても、古美術愛好家の視点からはずれる。試行錯誤の連作である。賞に値するとも思えず、賞の審査が何度か繰り返されるうちに票が散って、漁夫の利という結果となった。賞からもれたが小さいものでTDCらしい上質の佳作があったのにと思う。
仲條正義 Masayoshi Nakajo
1933年東京生まれ。’56年東京藝術大学美術学部図案科卒業。資生堂宣伝部、デスカを経て、’60年フリー。’61年仲條デザイン事務所設立。’70年より資生堂PR誌「花椿」アートディレクションとデザイン。’74年ザ・ギンザ、’80年松屋銀座、’84年キュイジーヌ・シセイドー、’85年ワコールスパイラル、’94年東京現代美術館のCI計画。’90年資生堂パーラーのロゴ、パッケージデザイン。受賞:ADC会員最高賞。山名賞。勝見勝賞。原弘賞。毎日デザイン賞。TDC会員金賞。紫綬褒章、等。会員:東京ADC、東京TDC、JAGDA、東京イラストレーターズソサエティ。