横浜美術館ポスター「ルードヴィヒ美術館展」
B倍版四連である。日本には絵巻物の伝承があるせいか、大きな一画面とみるより移動する視点でみてしまう。公共の場所で通りすがりでみるならば当然の機能かも知れない。絵はADに提出した撮影のためのアイデアスケッチである。そのまま使うという。薄墨の筆で描いたもので、描き直してみたが意識をするとなかなか描けないもので、わずかに手を入れたがほとんど元のままである。いま計算すると原画の16倍の大画面であるを。不安であったがべら棒な拡大が思わぬ効果を生んだようである。レイアウトの選択はいくつかあったが、文字は大きくというADの指示である。たよりない絵が引き締まった。スミ1回、グレー1回、ツヤニス、マットニス各1回である。