トゥレジャリィ重村ポスター
コンピュータの世界が言語的世界をベースになりたっているのは周知の事実であるが、タイポグラフィが文字や言葉の概念をビジュアル化する行為であることがむしろ偶然にしろ両者とも時代の潮流にある点において一致している。コンピュータやタイポグラフィの言語的世界が支配する映像世界への変換関係を真に理解することが創造へのキーワードになるのではない。今回の建築設計事務所のイメージポスターは都市を軸とし、地図・空間・構造体などグリッドをペースに記号化している。増幅されたイメージは削ぎ落とす作業がむずかしく、清新でシンボリックで透明感のある記号の断片を二次元の平面に立ち上がらせることができたかどうかが課題でした。